先日長野を訪れた時に、集落の路上でキツネに遭遇しました。
朝の6時ごろだったと思います。
野生のキツネを見るのは初めてだったので、じっくり観察してみようと思い、そおっと近づいてみました。
いつ逃げ出すかと思って用心しながら近づいていったのですが、全く逃げる気配もなく、
3メートルぐらいのところまで接近することができました。
毛が抜けてちょっとみすぼらしい感じもしますが、野生動物だけあって鋭い目つきをしています。
一昨年は、この集落の山のふもとで、イノシシ猟を目の前で見ました。
付近の畑や田んぼは、イノシシやシカ避けのネットや柵で囲ってあります。
知人に聞いてみると、タヌキ、ハクビシン、サルなども頻繁に人里に出没するとのことでした。
この1時間ほど後にも、道の真ん中に佇んでいるサルを見ました。
1.山に食べ物が少なくなって、人里に降りてくる
2.人間が栽培している、栄養価が高くおいしい作物の味を覚える
3.山にはあまり戻らなくなり、人里近くで繁殖する
4.山で餌を探すことを知らない親が子育てをするので、その子供は山では生きられない
5.人里から離れられない動物がどんどん増える
だいたい上のような経緯で、いわゆる獣害がなかなか無くならないそうです。
人間の側から見れば獣害ですが、彼らにも当然生きる権利がありますから、
簡単ではありませんが共生する方法を見出していく必要があるのだと、
キツネに教えられたような気がします。
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コメント
わあ、想像していたよりもずっと迫力ですね、野性のキツネ!!(びっくり。)
何やら「孤高」という雰囲気ですが、
あたりまえですがやっぱりしっぽは太いですね…(しみじみ)。
獣害、長野でも深刻なのですね。
私の地域でも「熊が出た」というニュースが目立つようになり、
「えっ、そんな住宅地で?」というようなニュータウンにも出て(←山を削ってできた宅地だからだと思いますが。)います。
動物の生きる権利、当然ありますよね。
人間による環境の変化で町へ降りてきているのだろうと思っていますが、
MainoさんがUPされたキツネの画像を見ていると、
「…日本昔話のころ(爆。いつでしょうか。)は、平和に共生?できていたんだろうなあ。」
と、確かではないメルヘンな想像が出てきます(自爆)。
ロズ子さま、こんにちは。
人間が杉や桧ばかり植える前は、日本の山は豊かだったんですが、その杉林や桧林なども今は林業が廃れてしまって
手入れがされなくなり、荒れ放題のところが増えていっていますね。
いろんな木が生える雑木林に戻すことができれば、動物も住みやすくなるんでしょうが、予算や人手不足で
なかなか難しいようです。
ちなみに、キツネは人間にもうつる病気を持っているらしく、下手に近づくと危ないそうです。